神戸市中央区、三宮駅より北に徒歩約6分の所に生田神社、その背後に生田の森は広がって居ます。
◎箙梅(えびらうめ)
生田神社会館前
源平盛衰記に寄れば、寿永3年(1184)の源平生田の森合戦時、梶原景秀が平家の多勢に囲まれ居ながら、背負いの箙(えびら)に梅の一枝を差して戦いに挑み奮戦したと伝えられ、能や浄瑠璃で「将、中でも景秀は心の剛も人に勝れり、数寄たる道も優れるなり、咲き乱れる梅が枝を箙に挿したりける」と題材となりました。
◎梶原の井戸
「かがみの井」とも云われ源平の生田の森合戦時、梶原景秀がこの井戸の水を汲み生田の神に武運を祈ったと伝えられています。